バンダナブログ 「プラクティス メイクス パーフェクト(継続は力なり)」

広島のリサイクルフィッシングショップ「パゴス」のスタッフである「伊藤孝晃(バンダナ)」の個人ブログです。 釣行記・製品情報・雑記を書きつづってまいります♪

ナインロック2017・Part2「薩摩硫黄島にて」

2017年4月16日、「ナインロック」を敢行。

「ナインロック」とはワタシが勝手に作った言葉であり、「九州根魚遠征釣行」のコトを指します。
尚、「四国根魚遠征釣行」は「フォースロック」と称しております♪

今回、鹿児島県は「薩摩硫黄島」に行ってきました。
大本命を「スジアラ」に定め、その他のロック&グルーパー系を本命とする釣行でございます♪
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「硫黄島」と聞けば太平洋戦争時の激戦区となり、更に「硫黄島からの手紙」「父親たちの星条旗」などの映画にもなった硫黄島を思い浮かべる方が多いかもですが、それは東京(小笠原)にある硫黄島のコトであり、鹿児島の硫黄島とは全く別モノでございまする。
ややこしいので当ブログ内では今回行った硫黄島は「薩摩硫黄島」と称します。
因みに薩摩硫黄島のお隣には「竹島」という島も存在し、現在某国とモメてる竹島と勘違いされる方がおられるのですが、それも全く違います。
…その辺りはググったら詳しく掲載されてますので気になった方は調べてみて下さいませ♪

3月・4月は黒潮の影響を受ける九州南エリアと言えども1年で最も水温の低いシーズン。
もちろん黒潮の流れ次第では水温が上がる場合もあるようですが、総じてこの時期は水温が低いらしいっす。
当初は「甑島」に行くつもりで薩摩川内市の渡船屋「久丸さん」の浜田船長に連絡を取っていたのですが、低水温が響いており、どうも状況は芳しくない様子。
そこで目先を更に南に向けたところ、「薩摩硫黄島」や「竹島」、「黒島」といったエリアに目が留まった…とゆーワケ。
そのエリアも例外なく1年で最も水温が低い状況でしたが、それでも水温は18~20℃位あります。
アコウ(キジハタ)なら完璧に活性が上がって「釣れる」水温。
「ココ(薩摩硫黄島周辺)なら何かしら根魚が獲れるだろう」
そう判断し、渡船屋さんとエリアのリサーチを開始。
何件かの渡船屋さんに連絡を取って最終的な釣行エリアを「薩摩硫黄島」に決めました。

釣行メンバーは当初、パゴスのお客様である「北升さん」「土居さん」、そしてワタシの3人でしたが、釣行数日前に釣友+エコギアプロスタッフの「セトコージさん」から「四国に行かん?」と入電アリ。
因みに入電があった時点で薩摩硫黄島釣行が決定&渡船の予約が完了しており、その旨を伝えると「数秒ほど悩んで」セトコージさんの参戦が決定しております♪

初めてのエリアでは複数名でチェックするのが吉。
それはエリアの概要や地形、ターゲットの有無、ヒットパターン等の把握がスピーディーに行えるから。
また、予期せぬトラブルに遭遇した場合でも複数名いれば何かと対処するコトが出来ますしね。
特にセトコージさんの場合はどんな釣りをするかとか考え方がよく分かるし、何より根魚ゲームに深く精通しておりますので初めてのエリアに行く際には最強の同行者だったりします♪

集合場所を「パゴス本店」に設定して出発したのは15日土曜日の夕方。
「ええ、今回は日帰り弾丸ツアーです(爆)」
ホントは金曜日の夕方に出発して土日釣りをする「ガッツリ釣りコース」もプランニングしてましたが、金曜日は全員仕事につきどうしても出発が遅くなってしまいます。
遅くなるだけならいいのですが、渡船の出港時刻に間に合わない可能性が出てきたので今回は土曜にゆっくり出発するプランを選択しております。

渡船が出港する「枕崎港」に到着したのは16日午前2時前。
片道600km超、時間にして7~8時間の道程となりまする。
ロングドライブは確かに疲れますが、すっかり慣れてきた自分が少し怖いような…(爆)
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今回利用させて頂いた渡船屋さんは「黒潮丸さん」
⇒ http://xn--gtvz45g.jp/shop.php?s=10042

枕崎港から約1時間半で目的の薩摩硫黄島に到着。
一緒に渡船に乗ったアングラーの大半が石鯛・グレ狙いの方でルアーマンは我々4名とエサ釣りの片手間にキャストされるであろう数名の方のみといったカンジ。
釣り場につくまではみんな横になって寝るんですが、今回は釣人が多くて全員横になるコトが出来ず。
ワタシは体育座り状態で壁に寄りかかって寝ました…っつかあまり寝れませんでした(汗)
ワタシの友達!?「マーライオンさん」ですが、今回は彼の気配が一切無く、船酔いを克服した感がより強まってます♪
…とはいえ保険として必ず酔い止めは飲みますけどね(笑)

船の速度が緩み、「いよいよか…」と思ってキャビンから出てみると風が強い…
…っつか爆風なんスけど(滝汗)
薩摩硫黄島までの道中、いやに船が跳ねるな…と思ってたんですが、どうやらピッチの細かい風波が原因だったようです。

渡礁のトップバッターはルアー組の我々。
4名全員で上がるのではなく、2名ずつ別々の磯に上がるコトとなり、セトコージさんと北升さんが先に渡礁。
続いて別の磯に土居さんとワタシが渡礁します。
上がった磯は…どこなんでしょ?(爆)
携帯も圏外でグーグルマップを見るコトも出来ず「ここはドコ?私はダレ?」状態。

それにしても風強杉。
更に足場はツルンツルン。
フェルトスパイクでの渡礁でしたが、グリップが効きにくく、更に暗いので足元がおぼつかず二人とも
「生まれたての小鹿状態(爆)」
土居さんに至っては硫黄島までの道中で手酷く船酔いされたようでしばらく機能停止。
ですが、明るくなってからが勝負とにらんでおりますので焦らずじっくりと陣地を設置し、更に足場を確認します。
その後、タックルをセッティングに取り掛かります。
普段の釣行では予備を含めた数タックルを持ち込み、それぞれをセッティングしてゲームに臨むのですが、あまりに爆風過ぎる&磯が意外と狭いので1タックルのみセッティングしてもし他のタックルが必要だと思ったらその時点でタックルを追加セッティングするコトとしました。

タックルですが、時折突風状態となる風に対してヘビーウエイトリグしか使えないと判断、今回持ち込んだ中で一番強いタックルを手にしております。
ロッドは「マグナムクラフトブランク・瀬戸内ショアブリ用ロッド9.8ft(ブリトリー酒田作成モデル)」
リールは購入後初めて活躍してくれた「ダイワ・16セルテートHD4000SH」
ラインは「よつあみ・アップグレードPE X8・3号(200m)」
リーダーは「よつあみ・ガリスFCアブソーバーアンフィニ スリム&ストロング・41lb(10号)」

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ロッドに関しては「根魚専用ロッドで獲りたい」という気持ちが常にあり、よほどの事がない限り根魚ロッド以外のロッドをチョイスするコトはありませぬ。
しかしながら今回は流石に「ショアジギクラスのロッドが必要」と判断し、酒田にお願いして借りるコトにしました。
ショアジギロッドながら軽量で取り回しが良く、今回はこのロッドしか使いませんでしたが終始軽快にキャスト&アクションするコトが出来ました♪
肝心の大型魚との対峙についても酒田はこのロッドで複数のブリクラスを捕獲しており、強靭さについてもお墨付きです♪

因みにロッドメイキングに関してはパゴスでご相談をお受け致しております。
特にブリトリー酒田はブランクの特徴をしっかり把握した上で最適なガイド&グリップセッティングを施しつつロッドを製作しております。
また、センスの良いロゴを自作して傍目には「このロッドはどこのメーカーですか?」ってカンジに仕上げてます♪
そういった意味ではロッドメイキングに関して分からない事を相談するのに最適な人間であると思います。
ブリトリー酒田はいつもパゴス矢野駅前店におりますのでお気軽にお越し&ご相談下さいませ♪

そうこうしてると世の中が少しずつ明るくなり始め、目の前には「薩摩硫黄島」が姿を見せます。
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我々が立ってる磯は薩摩硫黄島本島の磯ではなく、薩摩硫黄島周辺に点在する沖磯の一つ。
夜明け直後はモヤが立ち込めて硫黄岳の全貌を見るコトが出来ませんでしたが、昼前にはモヤも消え、山頂付近から噴煙の上がる雄大な姿を拝む事が出来ました♪
この薩摩硫黄島、正真正銘の活火山であり更に活火山のランクは「A」(火山活動度レベルは2)
活動度が特に高い活火山で日本には現在13のランクA活火山が存在しており、薩摩硫黄島はその中の一つです。
そんな火山が文字通り目の前にあるワケでちょっと怖い気がするよーな、そーでないよーな(笑)
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磯の概要は自分たちが立っている磯の周辺に瀬や離れ磯が点在、水深はかなり浅いのですが終始吹き続けた強風のおかげで正確な水深はわからず仕舞い。
大体ですが平均水深15m前後と判断しております。
潮通しが良く、しばしば激流レベルになるらしいのですが、今回は潮が悪かったのかあまり動かず。
それが後述する「大苦戦」の原因の一つだったのかもです。

リグは…言うまでもありませんが「マグバイト・エクストリームスイミングリグ バサロシリーズ」一択です♪
今回はバサロHDの60gをメインにゲームメイクしております。
40gでは風の影響を受け過ぎ、80gまでは必要ないと判断…ってコトで60gが活躍してくれました。
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ワームに関しても言うまでもなく「フィッシュアロー・フラッシュJシリーズ」をメインに使用。
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アコウ(キジハタ)狙いであれば3インチクラスがあれば十分(フラッシュJスプリットの場合は4インチ)です。
ただし、南エリアではワンサイズ大きくして4インチクラスからスタートする場合がほとんどです。
場合によっては4.5インチや5インチクラスを最初に投入することも多々あります。
(フラッシュJフラット3.5インチSWは幅広でボリューミーなので採用してます)
それはターゲットのサイズが大きいから…という理由よりも、ターゲットの食性や性格を考慮した結果、大きめのワームを使うというカンジだったりします。

ワタシはフラッシュJシリーズに絶対の自信を持っており、正直他のワームを使用する必要性を感じるコトはありませぬ。
今年は「フラッシュJフラット3.5インチSW」の発売を開始し、更に個人的に大注目の「フラッシュJスプリット5インチ・7インチSW」の発売も控えております。
今以上に「フラッシュJシリーズ一択」の構図は必至な状況です♪

 


 

個人的大注目の「フラッシュJスプリット5インチ・7インチSW」
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アコウ(キジハタ)ゲームでの使用は全く考えていませんが、今期のナインロック(九州根魚遠征)やフォースロック(四国根魚遠征)での大型根魚獲りで積極的に使っていきたいと考えております。
バンダナ的2017年根魚シーズンの目標の一つは「スジアラを獲る」コトであり、80cmを超えるサイズにもなるこの魚に対して5インチや7インチといったサイズが必ずや威力を発揮するだろうと確信。
更にワームの形状がワタシが最も好きな「スプリットタイプ」であり、カラーもワタシイチオシの「クリスタルラメ/オーロラ」がラインナップされているので既に「釣れちゃいました♪」ってカンジだったりします(笑)

因みにこのワーム、長さ・太さがかなりのモノになります。
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(写真の上は7インチ、下は現在発売中の4インチです)
普通のオフセットフックでは適合しないし、どちらかと言えば針先を出した状態のメインフック+アシストフックでのセッティングが良いと思っており、現在最も適するであろうフックシステムを思案中です。
ジグヘッドにセットするならばデコイさんから出てる「SGヘッドヘビー SV-34H」が最も適していますが、ワタシはバサロ使いですのでバサロにセット出来、尚且つフッキング率に問題がないレベルのフックシステムを構築する必要性があります。
なので色々なメーカーさんのフックを用意して今後の釣行で試してみたいと思います。

フラッシュJスプリット5インチ・7インチSWの発売は2017年夏の予定です!!
当然ながらパゴスでも取り扱いますのでどーぞヨロシクです♪

 


 

尚、「バサロ」を生み出し、世に根魚のスイミングメソッドの有効性を知らしめたマグバイトでは以前から「バサロ専用ワーム」とも言えるワームの必要性が唱えられており、水面下でテストが繰り返されてきました。
ワタシもバサロ開発者としてマグバイト製ワームの開発に関わらせて頂いておりますが、フィッシュアロースタッフとしての立場もあります。
そこでワタシ以外のマグバイトアングラースタッフさんを中心とした開発&テストを積極的に行ない、ワタシは「時折口をはさむ(笑)」とゆースタンスで関わらせて頂いております。
また、当初こそ「バサロ専用ワーム」という位置づけでの開発スタートでしたが、現在は「バイキージグヘッド」等バサロ以外のマグバイト製リグもリリースされており、更に他のリグもリリースする予定がある為、それらにも使えるよう「対応の幅」がかなり広くなっております♪

 


 

そして遂にマグバイト製の対根魚用ワームが「2017年5月発売予定」でリリースされるコトが決定しました♪

【マグバイト】スナッチバイトシャッド
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スナッチバイトシャッドはワームの中にワームを入れたワームインワーム構造を採用。
ワームの外側と内側それぞれに違った色を配するコトでワームのカラー表現の幅を格段に広げるコトが出来るようになりました。
内部構造はキモ(内臓)であり、魚にとってはバイトマーカーとして機能。
ワタシが溺愛するフラッシュJシリーズとはまた一味違ったシャッド系ワームとなっております♪
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背中に飛び出たヒレはフックポイントをガードする意味で設置、それ以外にも様々なメーカーさんからリリースされているシャッド系ワームとの見た目の差別化を図る意図もあります。
鋭い方は「姿勢制御の為のフィン(ヒレ)」と深読みされるかもですが、このヒレに姿勢制御の意味はほぼありませぬ。
そもそもバサロが姿勢制御の役割を果たしておりますのでワームでの姿勢制御は必要ありませんです♪
マテリアル(素材)は硬めを採用しており、ワーム自体の耐久性がUPしたばかりか、小魚特有のピリリッとした動きをどなたでも簡単に演出出来るようになっております。
サイズは3インチと4インチがラインナップ。
…個人的にはアコウ狙いでスナッチバイトシャッドの3インチはボリュームが小さいし、4インチは逆に大きい…
なので中間サイズの3.5インチが欲しいなと何気に思っており、それに関しては今後も提案し続けたいと考えております♪


発売は2017年5月を予定。
既にショップ様へのオーダーは開始されております…が、初回生産分は完売状態となっております。
パゴスへは初回生産分が入荷する予定となっておりますので販売開始の際はどーぞヨロシクです♪

 


 

…さて、薩摩硫黄島に戻ります。
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夜が明けてもオニのような爆風。
水温は約20℃、この日の予想気温は24℃。
「間違いなく暑い」と思って薄着に薄手のレインスーツを着たスタイルで釣行してたんですが、風と雨のお陰で結局最後までレインスーツを脱ぐコトはなく、逆に「もう一枚着るものが欲しい…」と思うような状況でございました。

土居さんはショアジギタックルにトッププラグをセットして青物狙いに挑戦。
ワタシはひたすらにバサロをキャストして潮通しの良いであろう沖合の瀬周りを中心に早めのスイミングメソッドを展開します。
ワームはフラッシュJシャッド4.5インチSWやフラッシュJスプリット5インチSW、7インチSWなどアピール力の高い大型ワームをチョイスして短期決戦を挑みます。
「魚が居たらすぐに反応があるハズ…」
そう思ってましたが魚からのシグナルは皆無。
「何もアタりません」
まさかここまで反応がないとは…
非常に強い風は確かにゲームメイクを困難にしますが、釣れない原因にはほとんどなっていないと判断してます。
それよりも気になったのは「水温」であり、「潮の動き」だったりします。

 


 

4月になると各地の海水温は上昇に転じます。
当然薩摩硫黄島周辺も日を追う毎に水温が上昇…と思いきや、なんと1~4月頃が一番水温が低いみたい。
海水温に関しては気象庁が提供してる「海面水温」のデータをいつも閲覧してるんですが、確かに低いっすわ…
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■気象庁・海面水温のページはこちら
⇒ 
http://www.data.jma.go.jp/kaiyou/data/db/kaikyo/daily/sst_HQ.html
それでも20℃近くあるんだからきっと大丈夫だろうと思ってたんだけど…

潮の動きに関しては確実に悪かったですね。
16日の潮は「中潮」の3日目であり、悪い潮回りだとは露ほどに思ってませんでした。
むしろ激流が予想されるエリアであるが故に「釣りしやすい丁度いい潮回りかも♪」と思ってたくらいです。
…なのに潮の動きは非常に緩慢で拍子抜けしてしまいました。

スジアラに関しては「潮の流れの本筋(本流)を攻めろ」が鉄則。
それはスジアラを捕獲したアングラーさんの話でも、渡船屋船長の話でも出てくるのでほぼ間違いないかと。
その潮の流れが緩慢だった時点で勝負は決していたのかもです。
水温に関しては20℃以上あるのが最良ですが、18℃以上あればヒットする可能性は十分にあるとのコト。
ですが、水温も1年で一番低い時期であったのは先に述べた通りです。
今回の釣行での「大苦戦」は「水温と潮」の両方が良くなかったコトが大きな要因であると判断しております。
…それを検証するには違うタイミング(時期・潮)にもう一度「薩摩硫黄島」に行く必要があります。
おいそれと行ける場所ではありませんが、必ずや再訪したいと思います♪

 


 

ゲーム開始から1時間が経過。
爆風の中でひたすらにキャストを繰り返します。

そんな時、足元のブレイクに沿って小型のベイトがウロウロしてるのを発見。
種類までは分かりませんが、イワシやキビナゴみたいないかにも「ボク、エサです♪」ってカンジの魚が結構大きな群れでブレイクに沿ってウロウロしています。
ワームのサイズで例えるなら4インチクラス。
これまで4.5インチ以上の大型ワームばかりキャストしておりましたが、ベイトにサイズを合わせる意味でワームのサイズを下げてみるコトに。
本来ならば「フラッシュJシャッド4インチSW」をセットするトコロですが、ボックスの中で「オレを使って♪」と言わんばかりに目についたワームが…
そのワームは「マグバイト・スナッチバイトシャッド4インチ」
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(↑の中には製品版に採用されていないプロトカラーが多分に含まれておりますので悪しからずです)

それをバサロにセットしてキャストを再開。
その2投目、足元の急なブレイクを舐めるようにトレースしてた時に何の前触れもなく「ドンっっ!!!!」とバイト!!
反射的にフッキング、次の瞬間にはファイティングモードに移行。
使っていたのがショアジギタックルだったコトもあり、遠慮ナシのフルパワーファイトを展開。
極端に大きくはありませんが、それでもグッドサイズには間違いない…
ファイト時間は恐らく10秒強だと思いますが、ワタシの感覚ではそれ以上長いファイトを展開してたように感じております。
そして足元に浮かんできたエモノ…
その姿を一目見てすぐに種類が分かりました。
「バラハタや!!!!」
魚の口にフックがガッツリ掛かっているが見えたので最後はブチ抜いてフィニッシュ。
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やりました♪自身初フィッシュ+バサロ初フィッシュです!!
背びれ以外のヒレの末端は黄色でフチ取られており、これが一目でバラハタとわかった決め手だったりします。
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ハタ(グルーパー)系の魚はそれぞれ個性的な色合いや模様を持っております。
バラハタも独自の鮮やかな色彩と模様を持った本当に美しい魚でした。
アコウ(キジハタ)は釣り上げてしまえば意外と大人しいのですが、バラハタは最後までドッタンバッタン大暴れしてましたね。
本来ならばストリンガーやスカリに入れて納竿まで活かすんですが、南方面では魚の匂いにつられたサメがやってきて魚を横取りする場合があるので今回は写真撮りの後、即血抜きと神経〆を施してクーラーにINしております。

…因みにこのバラハタ、「ちょっとしたハナシ」があるんですが、そのハナシは当ブログの最後に書き綴ります。

その後は再び大苦戦を強いられます。
土居さんは片手で握れないレベルの太さを持つ「ダツ」を捕獲され、ワタシもダツゲット(いずれもリリース)

天気予報は降水確率10%って言ってたのに途中からは「雨」
時折まとまった雨となり、更に雷まで鳴り出す始末。
沖合には暗雲が立ち込め、時折稲光が何本も見えております…
隠れる場所がほぼ無い小さな沖磯にカーボンロッドやタモを持つのは結構怖いっす…
オマケに大粒の雨が強風に乗って顔に当たると痛いし。
雨&雷が強い時はロッドをたたんで物陰に隠し、我々は大きいビニール袋(釣った魚を入れて直接氷が魚体に当たらないようにする為のモノ)を頭からすっぽり被って磯の上で体育座り(爆)
雨と雷が去ってからは再びロッドを握りキャストを再開します。

我々と少し離れた先にある沖磯にはセトコージさんと北升さんがおられますが、渡船が見回りに来た際に場所移動。
それを見たワタシ「動くべきか?動かざるべきか?」を本気で考えましたが、船長が目の前にきて「ココは一番潮の動きが良い場所」と言われたので最後までここでキャストするコトを決意。

その後、3度ほど強烈なバイトがあったものの全てフッキングせず。
フラッシュJスプリット7インチSWの表層高速リトリーブでいきなりガツンっ!!!!!とバイトするもののフッキングには至らず、その後ろで派手な水柱が上がる…
「もしかしてこれがスジアラの水面バイトか!?」とテンションMAXになってキャストを繰り返したんですが、後でセトコージさんにその話をしたら「多分ダツだろう」とのコト。
確かにダツは結構な数ウロウロしてましたし、サイズもかなり大きいのでそうなのかも…
何にせよフッキングさせて正体を確かめる事が出来なかったのは非常に心残りだったりします。
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その時のフックシステムは↑↑↑のようにしておりました。
即席のシステムであり、3度のバイトをことごとくフッキング出来なかったので次回フラッシュJスプリット7インチSWを使う日までにフックシステムを改めて構築したいと思います。

その3度のバイト以外は文字通り「音沙汰無し」

…遠征したからと言って必ずしも良い釣果に恵まれるとは限らないとゆーいい見本になってますわ(苦笑)

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事前にお聞きしたタイムリミットは午後1時過ぎ。
ですが、正午前に再び渡船が近寄ってきて「撤収します」と一言。
本来ならば「なんで事前に決めたタイムリミットまで釣りさせないの?」と怒り心頭…になるんですが、今回に限っては「ハイ、喜んで帰ります♪」ってカンジでした(爆)
それだけゲーム展開と天候が厳しかったんです。
エリアの概要、渡船のシステムはある程度把握出来ました。
何よりバラハタをゲットできたのは自分の中では大きかったですね。
大本命のスジアラは今回も出会えませんでしたが、確実に「次につながるモノ」は得るコトが出来たのでそれで十分です。
それよりもこの爆風と寒さから逃れてキャビンで寝転がりたい…って思ってみたり(爆)

幸いにも我々が撤収のトップバッターでしたのですぐさま「足をのばして横になれる寝床」を確保。
何組かの撤収を手伝ってある程度人数が船に乗った時点で撤収作業を他の方にお任せして寝床にゴロン。
それから枕崎港に戻るまでお亡くなりになっておりました♪

港についてからセトコージさん達の釣果を聞いてみたら非常に厳しい内容だったと…
ダツは沢山、おまけにメーター越えのサメまでヒットさせたらしい。
目的のロック&グルーパーはワタシが釣ったバラハタが唯一の魚とゆー予想外の結果に終わってしまいました。
エサ師の方々も苦戦を強いられたようで、今回は全体的に良くないタイミングだったのかもです。

ただし、「やるだけのコトはやった」という充実感はありましたね。
そして甑島に引き続き、この薩摩硫黄島にも「再訪」を強く誓った次第でございます。

タックルを車に積み込んで着替えをした後で船長としばしお話をさせて頂き、再度情報を収集します。
釣りをする前とした後で欲しい情報は異なっており、釣行後は「今後の動向」や「海の色のコト」をお聞きしております。

 


 

この薩摩硫黄島をグーグルマップの航空写真やストリートビューで見たら分かるんですが島の海岸線の半分近くが濁ってます。
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最初は降雨で赤土などが海に流出したのかと思ってたんですが、話を聞くと「温泉成分」が海に出て(湧き出て)海の色が違うとのコト。
温泉成分は人間が入る分には有益な場合が多いですが、魚にとっては有害なハズ。
「よって温泉成分が影響するエリアは釣れないのでは?」と思いきや、水温や成分が全く異なる為に海水と温泉成分が完全に分離してるみたい。
暖かい温泉成分は上に、温度の低い海水は下にそれぞれ分離して、魚はその下の海水層で悠々と泳いでおり、釣りに対しての影響はほとんどないみたい。
逆に温泉成分の濁りが磯釣りで言う「サラシ」の役割を果たして鳥などの外敵の目をくらます効果すらあるようです。
尚、温泉成分と海水が混ざるレベルの荒天だと釣り自体が成立しません♪

目の前の活火山、独特な海の濁り、風に乗ってくる硫黄の匂い…そんな場所で何が釣れるか分からない釣り…
我々にとっての「非日常」がそこにはあったワケで、その「非日常」を体感出来ただけでも今回の釣行は「大成功」と言えるのかもです♪

 


 

船長に別れを告げ、港を後にして再び600キロ超の帰路につきます。
広島に戻ったのは月曜日に日付が変わる頃、そこからセトコージさんとワタシは家のある三次まで更に1時間。
非常に疲れる釣行ですが「やめられないとまらない」領域に達してしまっております♪

北升さん、土居さん、セトコージさん、本当にお疲れ様でした。
来月(5月)はフォースロック(四国根魚遠征釣行)ですね♪

 


 

【バラハタについて】
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今回初めて捕獲した「バラハタ」
このお魚は2016年4月、東京の築地市場にスジアラと間違えて?販売され、大きな問題になりました。
バラハタは南方エリア特有の「シガテラ毒」による食中毒の恐れがある魚として市場流通自粛(実質的には禁止)が求められていたにも関わらず市場流通してしまい、それを報じた2016年4月のニュースで一気に知名度(悪名)が高まりました。
因みにバラハタの市場流通自粛に関しては東京都のみの対応だという話もお聞きしてしていますが詳細は不明です。
今回の問題では健康被害はなかったものの「バラハタ=悪い魚」のイメージがある程度定着してしまった感があります。

正直言いましてワタシも「大丈夫なのか?」と思った一人です。
自身が普段目にしない魚に普段聞きなれない毒のハナシが出ればどなたでも心配になるかと思います。
そこで色々と調べてみました。
ネットでの検索はもちろん、今回の釣行では事前に複数の渡船屋さんに連絡を取っており、その中で「シガテラ毒」についての話もお聞きしました。
結果、全ての渡船屋さんで言われたのは「大丈夫」ってコト。
そして「シガテラを気にしてたら、バラハタどころかイシガキダイやカンパチ、ブリも食べれない」とも言われました。

このシガテラ毒は熱帯域、日本では沖縄方面に生息するプランクトンが生成する毒素。
それが食物連鎖を通じて高濃度化し、その頂点に位置する魚に対しては人間に悪影響を及ぼすレベルにまで毒素が高まってしまい、「シガテラ中毒」になってしまいます。
その危険性はシガテラ毒を生成するプランクトンのいるエリアに生息する全ての大型魚にあるとも言えます。

シガテラの詳細(症状等)は…ウィキペディアに詳しく乗ってますのでそちらをどーぞ♪
⇒ 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%AC%E3%83%86%E3%83%A9

しかしながら南方エリアのバラハタ(や他の大型魚)を食べたら全員中毒するのかと言えば全然そんなコトは無く、むしろ沖縄では非常に美味な食用魚として認知されています。
あくまでもシガテラ毒素をため込んだ大型魚を人間が食べたら被害が出るワケ。
言い方は良くありませんが「当たる確率が非常に低い宝クジに当たるカンジ」なのかなと。

ただし、確率はかなり低いながらも実際に健康被害は出ており、それを踏まえて魚の売買を行う魚市場ではバラハタの取引を自粛(実質禁止)している「トコロもある」ようです。
…そう言ってたら南方エリア産のイシガキダイとかカンパチとかも取引自粛になりそうな感じですが…

シガテラ中毒になるレベルの毒素を溜めたバラハタは身体全体が黒化したり、黒い斑紋がはっきり体表に現れたりと見た目の変化が生じるようです。
黒い模様が体表に現れる様が入れ墨を連想させるコトからシガテラ中毒を起こすバラハタは「ヤクザ」と呼ぶ地域もありますね。
「ヤクザ=入れ墨」ってコトなのか…

2016年のニュースで「バラハタ=毒魚」のレッテルが張られてしまいましたが、ワタシ個人としましては「釣れたら非常に嬉しい食用魚」という認識であり、生息域でゲームをする機会が再び訪れたならば積極的に狙います!!
ただし、「確率は低いものの食中毒の事案がある」という認識も同時に持ち続けたいと思います。

尚、今回釣ったバラハタは煮付けで頂いたのですが、激ウマでした♪
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当然ですが、中毒にはなっておりませんし、なるワケがありません(笑)
これまで煮付けにする根魚はアカハタが最高!!って思ってましたが、このバラハタはアカハタに負けず劣らずの美味さでした。
身はプリプリで非常に上品、皮は厚みがありプルプル、普段は魚の皮を食べない人でも抵抗なく食べれます♪
なので現時点でのバンダナ的根魚食味ランキングはアカハタとバラハタが同率1位になっております♪
寿司や酒蒸しなども抜群に美味いとのコトなので次回バラハタを釣ったら煮付け以外の食べ方を試してみようと画策しております。

…トドのつまり、釣ったバラハタを食べるかどうかは釣ったアングラーの判断にゆだねられます。
要するに「自己責任」ってヤツです。
もしバラハタに再び出会うコトが出来たらしっかり魚体をチェックして「ヤクザ」でないコトを確認&現地のアングラーや漁師、渡船船長にも一応確認して頂いてからガッツリ美味しく食したいと思います♪


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