バンダナブログ 「プラクティス メイクス パーフェクト(継続は力なり)」

広島のリサイクルフィッシングショップ「パゴス」のスタッフである「伊藤孝晃(バンダナ)」の個人ブログです。 釣行記・製品情報・雑記を書きつづってまいります♪

【マグバイト】フローティングスカリについて語ってみる(製品情報)

根魚(ロック&グルーパー)ゲームでは捕獲した魚を活かしてキープするコトが多々あります。

アングラーとしての原則から言えばリリースする個体はその場で即リリースが最善。
また、食する為にキープするのであれば素早く魚を〆て、血抜きをしてクーラーに入れるのが最善。

…と頭では分かっているのですが「活かしてキープ」をする状況は確実に存在します。
例えば写真撮影を目的とした釣行の場合は一目でリリースサイズとわかる個体であっても「保険」として一時キープすることがあります。
また、初心者の方と一緒に行く際、釣った個体の大半を一時キープして最後に「どれだけ釣ったか?」を見て頂く事で「達成感」を味わって頂きたいとも考えます。

また、ワタシはクーラーボックスを釣り場に持ち込まないコトが多い人間です。
クーラーを釣り場に持ち込まない理由は「大きな荷物になるから」
基本的に単独での釣行が多く、荷物は極力持ち込みたくないと考えます。
流石に夏場の猛暑時や遠征釣行の際はクーラーを持ち込みますが、それでも「極力クーラーは持って行きたくない」と言う気持ちに変化はありませぬ。
そこで釣った魚の中で持ち帰ると決めた個体はギリギリまで活かしてキープします。
帰る直前に〆てサッと車まで行って車内のクーラーに素早くIN…とゆーパターンが多いっす。
その為、魚を活かしてキープする為のツールは常に携帯しており、さらにそれらのツールに対する思い入れも大きかったりします。

そんな「思い入れ」がカタチになったのが今回ご紹介する
【マグバイト】フローティングスカリ MBT06
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(↑のスカリは1stサンプルです)
最大の特徴は「コンパクトに折りたためるコト」
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知ってる方が見たら「プカプカスカリやん」って思われるかと思いますが「その通りです(爆)」
ワタシ自身「タカ産業・プカプカスカリ」の愛用者であり、丸形・角型両方持ってます♪
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アコウ(キジハタ)をはじめとしたロック&グルーパーにはもちろん、メバルゲームやアジング、最近ではほとんどしなくなりましたがエギング等で重宝しております&重宝しておりました。
しかしながら使い続ける中で「もっとコンパクトに出来ないものか?」と考えるようになりました。

「プカプカスカリ」って意外とかさばるんです(汗)
多くの方はバッカンやクーラーに入れて持ち運びされると思うのですが、そういったものを持ち歩かないし、タックルバッグに入れるには大き過ぎる…
そこでプカプカスカリを無理に折りたたむコトも考えましたが、プカプカシリーズを知ってる方はご存知の通り非常に折りたたみ難い…

「折りたためるスカリがあれば良いんスけどね」
マグバイト・岸名さん(以後キッシー)来広時、お好み焼きを食べつつそんなハナシをしたらキッシー即バイト!!(爆)
「マグバイト製スカリ」が産声を上げた瞬間です。
「歴史(政治)は夜作られる」なんて言葉があったりなかったりしますが、ワタシが関与させて頂く商品は「夜のキミッツ(ワタシいきつけのお好み焼き屋)で作られる」といっても過言ではありませぬ(爆)

…なんにせよキッシーに話をした時点で脳内イメージはある程度固まっており、それをキッシーに伝え1stサンプルを作成。
その1stサンプルから完成形に近い状態でした♪
それを釣り場に持ち込んで実際に使用し、気になった部分を調整します…
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調整についてはバックルの位置・配置やハンドル部、ファスナー部などの調整を行なわせて頂きました。
「コスト面を一切無視したアングラー的視点からモノを言うワタシ」
「コストや販路などメーカー的視点からモノを言うキッシー」

いつもながらの「おんどれすんどれ」…は今回の開発に関してはほとんど無かったように思いますが、それぞれの意見をミックスし、それぞれ妥協点を見出し、フローティングスカリは誕生しております。

【マグバイト】フローティングスカリは2017年初夏発売を予定しております♪
メーカー希望小売価格は「3,800円(税抜)」です。
ショップ様に対しての受注は既に開始されております。
根魚ゲーム以外にもライトSWゲーム(アジメバなど)にもお使い頂けますし、エサ師の方にもお使い頂けますのでショップバイヤーの皆様、ぜひご検討下さいませ♪

 


 

さてさて、ココからはフローティングスカリ各部の説明をさせて頂きます♪

 

【フタ】
フタの部分は浮力体になっており、常に浮いた状態をキープします。
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因みに折りたたむ際に一番ネックになるのは浮力体(フタ)の部分ですが、浮力体を2分割し、さらに「折りシロ」を設置するコトで容易に折りたためるようになっております♪
折りたたんだ後はバックルで固定してコンパクト状態をキープ出来ます。
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「フタに魚入れ用のファスナーがあれば良いのに」という声もお聞かせ頂きましたが、折りたたみを繰り返す中でファスナーが破損する可能性が高くなるのと、コスト的に高くなってしまう点から魚入れファスナーは今回非採用としました。
…魚入れファスナーと横のファスナーとで魚を入れるのにさほど時間差は出ないと思いますのでフローティングスカリに関しては横のファスナーを開けて魚を入れて下さいませ♪

 

【ネット】
ネット部分については折りたたみやすさを考慮して柔らかくしております。
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柔らかくなったコトで入れた魚とネットが接触してもダメージを極力軽減させることが可能です。
底の部分については補強を入れる案もあったのですが「補強=硬くなって折りたたみにくい」ので、敢えて補強しておりません。
また、補強部分が折りたたみによって「クセ」が付き、使用時の広がりを悪くする要因となりますので補強は非採用としました。
何よりも強度や耐久性を重視するのであれば各部に補強を入れるべきだとは思いますが、このフローティングスカリに関しては「携帯性」を重視した商品となっておりますのでその点は十分にご理解下さいませ。

 

【ハンドル】
当然ですが折りたたんだ状態でも広げた状態でもしっかり握れます♪
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ハンドルの両サイドにはDカンを設置し、そこにロープ(別途ご用意下さい)が取り付けれるようになっております。
因みにハンドルに直接ロープをセットしても構いません。

 

【バックル】
1stプロトと製品版とでセッティングが大きく変化したのはこのバックル部分です。
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1stプロトは折りたたんだ底の部分(↓写真参照)でバックルをカチッと止める仕様でした。
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それだと止めにくいので2分割した浮力体の右側にバックル♀を設置し、左の浮力体からはバックル♂がセットされたベルトを出し、バックル♂をクルッ回すようにして止める方式に変更しました。
これによって見た目がスッキリ、折りたたみの動作もしやすくなりました♪

 

【ファスナー】
塩ガミしにくく、サビにくく、壊れにくい丈夫なファスナーを使用しております。
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しかしながら使用後は真水で塩分を洗い流して下さい。
…ってか洗わないとメッチャ臭くなりますので必ずスカリ全体を洗って下さいませ♪
洗った後はスカリを広げた状態にして日陰にブラ下げとくだけで勝手に乾きます。

各部についてはこんなカンジです。
続いては「活かし」以外の使い方を簡単にご紹介します♪

 


 

【フローティングスカリ応用編】

■釣りから帰ったら編
釣りから帰ったらスカリの中にリグやらルアーやらアクセサリーやらを入れてそのままザブザブ洗います。
(フックのついたルアーやリグはネットに絡む場合があるので注意!!)
洗ったらそのまま日陰にブラ下げておけば乾燥作業も出来ます♪
スカリも中のアイテムも一緒に塩抜き出来、更にそのまま干せるので一石二鳥だったりします♪

■干物系を釣ったら編
釣り場でカマスなどの干物にするとベリーグーな魚を釣ったらその場で開いて海水に20分位漬けてからスカリに入れて風通しの良い場所にブラ下げます。
そのまま数時間釣りをしてると帰る頃にはいい感じに干物化してます♪
コツは海水から出す際に可能な限り水分を排除するコトと数時間レベルの乾燥ならば直射日光が当たる+風通しの良い場所にブラ下げるコトっす。

■釣った魚を〆る編
お土産としてキープした獲物を〆る際に血抜きをすると思いますが、その際にスカリに入れて海にドボンしておけば血抜き出来ます。
また、クーラーの中に血まみれの魚を入れておられる方を散見しますがスカリに入れて海でザブザブするときれいになります♪

■ドンゴロスの代わり編
クーラーの代わりに「ドンゴロス」を使う方もおられます。
ドンゴロスは麻で出来た袋であり、本体を海水に浸して放置すると当然ながら袋の水分が蒸発します。
水分が蒸発する際にその周囲の熱を奪う作用が「気化熱(蒸発熱)」と呼ばれるのは皆さんもご存知かと。
ドンゴロスはその気化熱を利用して魚体が温まるのを防ぐ古くからある保管方法です。
フローティングスカリはそのドンゴロスの代用も出来るんです♪
ただし、スカリのみではあっという間に乾いてしまいますので海水に浸したタオルを魚体の上にかけるとグー♪
あとは時々タオルに海水をぶっ掛けるだけです。
…言うまでもありませんが日陰にスカリをブラ下げて下さいませ。

 


 

本来の使い方以外にもフローティングスカリは便利だったりします♪
そんな「フローティングスカリ」ですが、本来の「活かし」として使用する際にいくつか注意点がありますので最後にお知らせします。

■リリースする個体は即リリースしてあげて下さい。
リリースするコトが決定している魚についてはスカリに入れるコトなく即リリースでお願いしたいと思います。
しかしながら、ワタシ自身も撮影目的などでリリースする個体を一時キープする場合が時としてあります。
そんな人間が声高に「即リリース」を叫ぶのは場違いであると十分に認識しております…が、敢えて言わせて頂きます。
「リリースする個体は即リリースしてあげて下さい!!」
一時キープをされる場合は下記を十分ご理解の上でフローティングスカリをお使い頂きたいと思います。

■波が荒い状況での使用は不向きです。
波の荒い磯場所で使用すると中の魚が「洗濯機状態」となります。
要するにスカリの中でもみくちゃになるワケ。
ネット部分は柔らかく、魚体を傷めにくい仕様ですがそれでも「傷みます」
また魚同士がぶつかりあう事でも「傷みます」
そういった状況の場合は波の影響を直接受けない波裏やタイドプールでお使い下さい。
因みに波の荒い場所で魚を活かすならば「ストリンガー」のほうが圧倒的に魚に優しいです♪

■たくさんの魚を一度にキープするコトはお控え下さい。
フローティングスカリのサイズは「250×400×350mm(縦×横×高さ)」であり、決して小さくはありませんが逆に「極端に大きくもありません」
コンパクトに持ち運べるコトがこの商品の最大の目的であり強みとなっており、大量の魚をキープするコトは想定しておりません。
あくまで捕獲した魚の中から2~3匹をお土産にする際、取り敢えず活かす為のツール…といった意味合いが強い商品です。
サイズにもよりけりですが入れるコトが可能な魚の数は大体10匹前後が限度だと思っております。
あとでリリースするとしても不用意にたくさんの魚を入れると魚体同士の接触でダメージを与えてしまいますので注意です!!

「活かす為のツール」であるフローティングスカリですが、使い方や使い時を誤ると魚にダメージを与える場合がありますので十分ご注意下さいませ。

 


 

何度も言わせて頂きますが「根魚ゲームでは積極的なリリースをお願いします!!」
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…しかし、スカリでキープした魚たちを覗く度に「ニヤリ(≧▽≦)」としてしまうのは釣り人の性だと思います♪
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根魚(ロック&グルーパー)ゲームは年を追う毎に過熱の一途を辿っており、その先に「魚体の枯渇問題」が立ちふさがりつつあります。
以前もブログで書きましたが「キャッチ&リリース問題」に関するワタシの極論は「釣りをしないコト」です。
しかし、今のワタシから釣りを取ったらそれこそ何も残りませぬ。
よってどんなに風当たりが強くなっても釣りは続けていきます。
だからといって居直るのでは無く、釣りを続けていく中でワタシを含めたアングラーの皆がずっと「釣り」を楽しめる方法を模索し、場合によっては皆さんに提案したいと思います。

「フローティングスカリ」は捕獲した魚を独占したい釣り人の「欲」と未来の為にリリースする「優しさ」を両立させるツールの一つです。
釣った魚を入れて「見る・撮る」を堪能したらお土産分以外は全て優しくリリースしてあげて下さいませ。

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「マグバイト・フローティングスカリ」は既に量産化が始まっております。
■発売予定:2017年初夏
■メーカー希望小売価格:3,800円(税抜)
■サイズ:縦250×横400×高さ350mm(バンダナ実測値)
■対象魚種:根魚(ハタ類など)・メバル・イカ・その他中~小型魚類

皆さんのお手元に届くまでもうしばしお時間を頂戴しますが発売開始の際はどーぞヨロシクです♪


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