バンダナブログ 「プラクティス メイクス パーフェクト(継続は力なり)」

広島のリサイクルフィッシングショップ「パゴス」のスタッフである「伊藤孝晃(バンダナ)」の個人ブログです。 釣行記・製品情報・雑記を書きつづってまいります♪

【アブ】ソルティーステージKR-X KIZIHATAシリーズについて語ってみる(製品情報)

2015年、ワタシの「想い」が一つのカタチになりました。

【アブ】ソルティーステージKR-X KIZIHATA SXKS-822M-KR
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(以後「KIZI822M」と記載します)
ショアから重めのリグをフルキャストしてスイミングでアコウ(キジハタ)を捕らえる…
そんなコンセプトの元でプロジェクトがスタートし、幾多のテストを経て生み出されたのが「KIZI822M」です。

当時はロングレングスの根魚用パワースピニングロッドがほとんど無く、初回販売分は文字通りの「瞬殺」
多くのロックフィッシャーさんに「ロングレングスパワースピニングの可能性」を認識して頂けたと自画自賛しております♪
実際、最近では各社の根魚専用ロッドのラインナップにロングレングスパワースピニングロッドが必ずと言っていい程組み込まれており、すっかり定着してきた感があります。
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その「KIZI822M」には兄弟が存在します。
そもそも「ソルティーステージKR-X KIZIHATA」には複数種のラインナップが当初から存在しておりました。
しかし、発売を開始した2015年当時のスピニングモデルは「KIZI822M」のみ。
それが現在は「スピニング3兄弟」になっちゃいました♪
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今回は新たに追加された「912HF」と「862ML」についてご紹介とバンダナ的使い方を少々「アツく」語りたいと思います。
因みに「KIZI822M」につきましては詳細ブログhttps://bandana0082.net/?p=194を公開しておりますのでそちらをどーぞ♪

また、色んな方から聞かれるコトが多かったもののこれまであまり言ってなかった
「ゼナック・スナイプS86XXロングキャストとの違いや使い分け」
についても語らせて頂きたいと思います。
…って別に大そうなコトを言うワケではありませんけど(爆)

 

尚、当ブログは「写真少なく文字多く」にしております。
興味のある方だけお読み頂ければ良いという気持ちで書き綴っておりますのでその点はご理解下さいませ。

また、メーカーが表記されているスペックを無視してる部分があります。
例えばルアーウエイトが表記よりも重たいウエイトを推奨してたり…
これに関しましてはワタシが実際にキャストして問題無いコトを確認してます。
…ですが、実際にオーバーウエイトのリグをキャストしてロッドが破損しても責任は負えませんので悪しからずです。

 


 

『ソルティーステージKR-X KIZIHATA SXKS-862ML-KR』
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(以後「KIZI862ML」と記載します)
■レングス:8フィート6インチ(259cm)
■標準自重:143g
■適合ルアー:1/16~5/8oz(1.8~18g)
■パワー:ミディアムライト
■テーパー(アクション):モデレートファースト
■メーカー希望本体価格:29,000円(税抜)
■2017年1月現在販売中

このロッドはワタシが関与させて頂いた「KIZI822M」よりもレングスを長くし、使用リグウエイトを下げたモデル。
因みにKIZIHATAシリーズは多くの方が好まれるであろう「シャキッとしたロッド」ですので軽快に扱えます。
ワタシのスタイルがモロに反映された「KIZI822M」は3/4~1oz(21~28g)クラスのリグをフルキャストするのに適したセッティングです。
対して「KIZI862ML」は3/8~3/4oz(10~21g)クラスのリグを操るのに最適!!
色々な方とお話をさせて頂く中で1/2oz(14g)前後を基本ウエイトとして根魚ゲームを展開される方がとても多いように感じます(ワタシは基本1ozスタート)
そういった方には「KIZI862ML」が扱いやすいかと思います♪
「KIZI822M」よりも長くなっていますが、それを全く感じさせない軽快なフィーリングとシェイクなどの細かいアクションも自在に繰り出せるハリを持ち合わせておりますので「汎用性が高い(様々なリグが使える)」ロッドであるとも言えますね。
当然ですがアコウ(キジハタ)を獲る為のロッドですのでランカーサイズと称される40cm後半~のサイズとも戦えるパワーを有しております。
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しかしながら、ロングレングス化と適正ウエイトが「KIZI822M」よりも低くなったコトにより「もう少しパワーが欲しい…」と感じる方がおられるかも。
特に荒い磯場やテトラ帯でのゲームで「力vs力」のファイトを主体にお考えの方にはオススメしませぬ。
そういった使い方を考えている方は「KIZI822M」か後述する「KIZI912HF」が絶対にオススメです!!

尚、メーカーHPでの「KIZI862ML」と当ブログの説明には若干の差異がありますが当ブログではワタシが実際に使って感じたコトをストレートに書かせて頂いておりますのでその点はご理解下さいませ。
…メーカーHP・ソルティーステージKIZIHATAページ⇒
http://www.purefishing.jp/product/brand/abugarcia/a_rod/sw_rod/salty_stage/salty_stage_kr-x_kizihata_kr-x.html
には「スジアラ」という表記があるのですが、この表記に関しては正直疑問を感じてしまいます。
「スジアラの幼魚」なら百歩ゆずって理解出来なくもないのですが、それなら表記する必要ないですし。
個人的見解としては「KIZI912HF」が一番スジアラ狙いに適したロッドだと思いますが、それでもパワー不足を感じてしまうかも…と思っております。

 


 

『ソルティーステージKR-X KIZIHATA SXKS-912HF-KR』
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(以後「KIZI912HF」と記載します)
■レングス:9フィート1インチ(277cm)
■標準自重:194g
■適合ルアー:1/2~2oz(14~56g)
■パワー:ヘビー
■テーパー(アクション):エクストラファースト
■メーカー希望本体価格:30,000円(税抜)
■2017年1月現在発売中

 

ソルティーステージKR-X KIZIHATAのスピニングシリーズで最も長く、最もパワーのあるモデルです。
根魚ゲームを開始する際、1oz(28g)クラスからキャストを開始し、尚且つそれ以上重たいリグをキャストする可能性がある方には「特に」オススメです♪
もう一つ、エリアの状況によってはウエイトの軽重に関わらず「KIZI912HF」を選択する時があります。
それは非常にハードなエリアでゲームを展開する場合。
獲物を掛けた瞬間からフルパワーファイトを展開し、一気にストラクチャーから獲物を引きはがす必要がある場合は間違いなく「KIZI912HF」です!!

「…それだけ強引なファイトを展開するなら初めからベイトタックル使えば良いのではないか?」
そう思われる方も多いかと。
昨今のベイトリールは性能が格段に良くなっており「100mキャスト可能!!」なんてフレーズもある位。
更にベイトリール「太いラインもロングキャストできる」という特性があります。
これがスピニングリールだと露骨に飛距離が低下します。
基本的なパワーもスピニングタックルよりも格段に上ですし。
しかしですね、ベイトリールは永遠の宿命である「バックラッシュ問題」が常に付きまといます。
「最近のベイトリールはそんなにバックラッシュしません」
そう言われる方も多いかと思いますが、正面から風がビュービュー吹きつける状況で果たしてフルキャストが出来るのだろーか?
出来る方もおられるのかもですが、ワタシには無理っす。
そんなワタシが展開する根魚ゲームは至極単純♪
「バサロ+フラッシュJをフルキャストしてスイミングメソッドをひたすらリピート」
これだけっす。
単純であるが故に「フルキャスト」がどんな状況でも常に行なえるコトが非常に重要であり、風向きで左右されるのはNGなんです。
例えばショートキャスト(ピッチング)で近距離のストラクチャーやスポットを手返し良く狙う時は流石にベイトタックルが良いとワタシも思います。
しかしワタシは「常にフルキャスト!!」なゲーム展開がほとんどなので「スピニングタックル」オンリーです。

ワタシが使うスイミング専用リグ「マグバイト・バサロシリーズ」には2016年に「バサロHD」が登場しました。
ウエイトラインナップは「30g/40g/60g/80g」となっており、バサロのヘビーウエイトモデルといっても差し支えありませぬ。
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そのバサロHDを使って「より遠く」「より深く」をキャスティングで狙う場合も「KIZI912HF」はバッチリですね♪
「KIZI912HF」のキャストMAXは2oz(56g)なので、スペック上はバサロHD60gまではキャスト可能です。
因みにワタシは80gのキャストも行なっており、流石に全力フルキャストは厳しい…っつか怖いです(笑)が、普通に使うコト自体は十分に可能だと判断しております。
そもそも80gともなれば少々の向かい風へのキャストや早い潮の流れ、ディープレンジ攻略もお手の物になります。
ヘビーウエイトがゆえの扱いにくさや身体への負担もありますが、根魚ゲームは基本ハードな釣りであると思ってますし、じゃじゃ馬なタックルを操ってグッドサイズを獲るのも中々にオツなのではないか?とも思っております♪

「KIZI822M」「KIZI862ML」はモデレートファーストテーパーアクションです。
…チョイややこしいですがパツパツの先調子ではなく、ややマイルドな先調子をイメージして下さい。
カッコよく言えば「かかる荷重に応じて曲がりが徐々に変化するティップ」
「KIZI822M」はスイミングメソッド「ばっかり」のワタシが大きく関与させて頂いただけにスイミング中のバイトを乗せる為「気持ち柔らかめのティップ」を要望しており、それをモロに反映してもらったカンジです。
対して「KIZI912HF」はエクストラファーストテーパーアクション(かなりの先調子)を採用。
ワタシは当然のように「KIZI912HF」もスイミングメソッドで使用しますので「KIZI822M」「KIZI862ML」と同じモデレートファーストテーパーが良いとスペックを見た時は感じたのですが、実釣を繰り返す内にその気持ちは薄らいでおります。

「KIZI912HF」はロングレングス+パワータイプなのでロッド自体はかなりゴツいので取り回しが悪いイメージがあります。
しかし、実際に使ってみるとその見た目と相反して意外なほど軽快に使えるコトが分かります♪
…流石に「KIZI822M」「KIZI862ML」ほどの軽快さありませんけどね♪

 

 


 

『ゼナック・スナイプS86XX』との違いと使い分けについて
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ワタシは「KIZI822M」の開発に関わらせて頂くよりも前に「ゼナックさん」ともロッド開発を進めておりました。
結果的に「KIZI822M」のほうが約1年ほど早くリリースするコトになりましたけどね。
双方のメーカーに打診してそれぞれ快諾を頂き、ほぼ同時進行で2本のロッドを作らせて頂いております。

「バサロ+フラッシュJをフルキャストしてスイミングさせる」コトだけをひたすらにリピートし続けているワタシが監修させて頂いただけに両方とも「スイミングメソッド」を強く意識したロッドです。
しかしながら、「KIZI822M」と「スナイプS86XX」には大きな違いがいくつかあったりします。

これまで「KIZI822M」と「スナイプS86XX」の違いや使い分けについて当ブログでも語っていませんでしたが、今回はお話をさせて頂きたいと思います。
尚、ソルティーステージKR-X KIZIHATAシリーズは現在3種類のスピニングモデルが登場しておりますが、この章では「KIZI822M」に限定してお話をさせて頂きますのでご了承下さい。
また、アブさんやゼナックさんが考えておられるロッドコンセプトとワタシの解説は必ずしも一致しているとは限りません。
あくまで「ワタシ個人の意見」ですのでその点は十分にご理解下さいませ。
…一応ワタシが「開発の中心人物」であり、その人間が「こうだ!!」って言ってるんだから間違いありませんけどね(笑)

 

「KIZI822M」ですが、初級~中級レベルのアングラーさんをターゲットにしたロッドと言えます。
とはいえ、それ相応にやり込まれた方でも十分に納得して頂けるロッドになったと自画自賛しております。
その証拠に初回分は文字通り「瞬殺」でしたし。
ワタシが大きく関与しただけに「スイミングメソッド」を強く意識したロッドです。
しかしながら、初級から中級レベルのアングラーさんに対して「スイミングリグ(メソッド)だけで根魚を狙って下さい!!」と強要するつもりは一切ありませぬ。
それよりも様々なリグを使って頂き、その中にスイミングリグ(メソッド)を含めて頂きたいと考えます。
よってスイミングメソッド以外のリグにも十分対応できるように「幅」を大きく持たせてあります。
「スイミングメソッドをやってみたい」とこのロッドを購入して実際にスイミングメソッドで根魚を獲って頂ければ開発者冥利に尽きるというもの。
ですが「スイミングリグや他のリグを使ってみたけど最終的にテキサスリグが自分に適してる」という方にもこのロッドはそのままお使い頂けますし、そういった使い方も「大正解」です♪
特定の使い方に特化させるか?それとも汎用性を持たせるか?
これには色々な考え方があり、どれが正解でも不正解でもありません。
「KIZI822M」はスイミングメソッド「のみ」ではなく、様々なリグ・メソッドを幅広くお使い頂くコトも念頭に設計しております。

 

「スナイプS86XX」は根魚ゲームを大いに理解+経験された上級者の方が使われるコトを想定し、更にスイミングメソッドに完全特化させたロッドです。
定価が43,000円、RGガイド仕様にいたっては53,000円という中々に高価なロッドであり、ゼナックの根魚ロッドシリーズではハイエンドモデルになります(…とはいえゼナックの根魚ロッドシリーズはスナイプのみですけどね)
高価なロッドだから…というワケでもないんですけど、
スナイプS86XXに関してはワタシの想いやこだわりの全てを乗せて頂き、「応用」に関してはほぼ考慮に入れず「純粋にスイミングメソッドのみを展開する為のロッド」となっております。
その「スナイプS86XX」については開発経緯やワタシの想いやこだわりをブログに書き綴っておりますのでそちらをどーぞ♪
⇒ https://bandana0082.net/?p=1975
…純粋にスイミングメソッドを展開するためのロッドに仕上げた「スナイプS86XX」ですが、結果的に様々なリグにも対応できるロッドになってたりして(笑)

「KIZI822M」と「スナイプS86XX」は同じ「根魚」を狙うコトを目的とし、同じ人間が大きく関与したロッドでありながら、対象者や対象リグに差異があります。
それはどちらが正解・不正解というイミでは決してなく両方とも正解です。
皆さんのスタイルや考え方、ご予算などを考慮しつつご検討頂ければ・・・と思います♪

 


 

因みにワタシの釣行記をご覧頂ければお分かりの通り、超高確率でワタシは「スナイプS86XX」を使っております。
これはワタシが置かれている状況などを総合して「スナイプS86XXの方が適している」と判断したからに他なりませぬ。
「よく釣りに行ってるね」
…そう言われるコトが多々ありますが、ワタシは完全なサンデーアングラー。
取材の時はムリ言って平日に行かせて頂いておりますが基本は土日釣行です。
また、プライベートの事情で釣行回数は依然と比べて格段に少なくなってます。
そんな中で取材をいくつかやらせて頂きました。
何気に取材に関してはかなりの自信を持っており、事実2016年の取材は全て成功しております。
その自信の根底にあるのは「プラクティス」です。
「釣りに行ってないから取材が成立しなかった」なんてコトはワタシのプライドが許しませんし、そんな生半可な気持ちで取材を受けるつもりは毛頭ありませぬ。
ゆえに数少ないプライベート釣行も「プラクティス」に充てておりまする。
ある意味プライベート釣行も「ガチ本気」なワケ。
そんな状況で
「多くの方に使って頂けるよう汎用性を含ませたロッド」
「自分自身のスタイル・想い・こだわりを完全投影したロッド」
の2本があったとしてどちらを選びますか?
答えは決まってますよね?

別の例えをすれば「カーレースに出るのにファミリーカーを選ぶか?それともスポーツカーを選ぶか?」的なカンジ。
プライベートのドライブであればその時の気分でどちらを選んでも問題ありませんが、レースとなれば…
そのレースが自分にとって「ガチ本気」であれば尚更です。

もう少し気持ちに余裕を持つコトが出来れば意識的にロッドを使い分けるコトも出来なくもないんですが「今はちょっと難しい」のが本音っす。

…ピュア(アブ)さん主導の取材をして下されば当然「ソルティーステージKR-X KIZIHATAシリーズ」しか使いませんし、それだからって釣果が下がるコトは「ありません」
もちろん時期やタイミング、エリアはある程度こちらの意図に合わせて頂く必要はありますが、ワタシの引き出しは確実に増えており「息をするように根魚を獲りますよ♪」と言える程に自信もあったりします♪
…ってコトでどうですか?ピュア(アブ)さん(爆)

 


 

長くなりましたが最後までお読み頂き本当にありがとうございます♪
最後に「KIZI822M」と「スナイプS86XX」ですがパゴスネットショップで販売中です♪
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※各画像をクリックすると商品ページにジャンプします。
※「スナイプS86XX」につきましてはワタシが超推奨する「RGガイドモデル」のみ取り扱っております。
※各ロッドについて分からない事がありましたら「パゴス本店」にワタシがおりますのでお気軽に♪(平日のみ)


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