バンダナブログ 「プラクティス メイクス パーフェクト(継続は力なり)」

「バンダナ」こと伊藤孝晃の個人ブログです。 釣行記・製品情報・雑記を書きつづってまいります♪

【アブ】ソルティーステージKR-X KIZIHATA SXKS-822M-KRについて(製品情報)

バンダナです。

数々の「偶然」が重なり二つの「縁」が生まれました。
この度、自分が想い描くロック&グルーパー専用ロッドを2つのメーカーさんが手掛けて下さいました。
今回はその中の一つ「アブ(ピュアフィッシングジャパン)さん(http://www.purefishing.jp/)」のロッドについて語り尽くしたいと思います。

因みにロッドの正式名称は
【アブ】ソルティーステージKR-X KIZIHATA SXKS-822M-KRとなります。
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発売開始は2015年5月最終週を予定しております。
・・・パゴス実店舗およびネットショップでもバッチリ取り扱いますのでヨロシクです♪
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⇒ http://item.rakuten.co.jp/pagos/10005812/

対象魚はアコウ(キジハタ)をはじめとした「グルーパー系根魚」とカサゴをはじめとした「ロックフィッシュ系根魚」です。
当ブログでは「ロック&グルーパー」と呼称しております♪
釣り方はスイミングリグを用いた「スイミングメソッド」を主軸にしておりますが、定番リグであるテキサスリグやジグヘッドリグにも対応しております。
ショア(岸)からのキャスティングによるゲームです。

ワタシがロック&グルーパーを追い求めているフィールドは山陰エリア(島根県)。
島根県は東西の長さが約155kmその全てが日本海に面しており、様々なシチュエーションの海岸が存在しております。
ロック&グルーパーを狙う場所は主に「地磯」「沖磯」「地波止」「沖波止」「港湾部」となります。
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ワタシ自身は地磯・沖磯からのゲームが主体です。

これまでの経験則から大型ロック&グルーパー捕獲に関して「ディープエリア」の存在を無視する事が出来ません。
全ての大型がディープエリアに潜むワケではありませんが、確率的に「大型=ディープエリア」というのはほぼ間違いないかと感じています。
ディープエリアとは水深10m以深を指し、最近では15m以深を意識した釣行を行なっています。
しかしながらショアからいきなり10m以上落ち込むようなエリアは意外にも少なく、ロングキャストで沖合ディープを攻める必要性をいつも感じておりました。
また、目の前にストラクチャーがあるようなシチュエーションは少なく、多くは水平線まで何もない場所がほとんどです。
したがって目に見えない水中のストラクチャーや変化を「広く・素早くサーチする」事がそのまま釣果に跳ね返ってくる場合が多々あります。
そう言った意味でも「ロングキャスト性能」は必要不可欠な要素と言えます。

ワタシはスピニングタックルオンリーでのロック&グルーパーゲームを展開しておりますが、それは「常時フルキャスト」を必要とする山陰ゲームに合わせた結果です。
昨今のベイトタックルはスピニングタックルに負けず劣らずの飛距離を出す事が可能なのかもしれませんが、ワタシの場合は圧倒的にスピニングのほうが投げやすいです。
また、正面や真横からの風を受けながらフルキャストする状況も多々あり、その度にブレーキ調整するのも正直メンドくさい・・・
飛距離よりも正確なキャスト、またはピッチングのようなショートキャストを多用するエリアであればワタシもベイトタックルを選択します。
ですが、山陰エリアのような「とにかくフルキャストして広く探るコトを必要とするシチュエーション」にはスピニングタックルが一番だと確信しています。

これまでのロック&グルーパーロッドはベイトタックルが主流。
スピニングタックルも存在するのですが、あくまでベイトタックルのフォロー的存在でした。
それは短く、キャスト出来るルアーウエイトも軽めの文字通り「フォローの為のロッド」ばかり。
そんなロック&グルーパーロッドに一石を投じるのが今回ご紹介する
「ソルティーステージKR-X KIZIHATA SXKS-822M-KR」 (以後は「KIZI82」と呼称)です!!
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「KIZI82」のスペックは以下の通りとなります。
■レングス:8.2フィート(約249cm)
■自重:g(プロト実測値)
■アクション:モデラートファーストテーパー
■適合ルアーウエイト:1/8~1oz
■適合ライン:PE0.8~1.5号
■仕舞寸法:約129cm
■ガイドシステム:KRコンセプト・マイクロガイドシステム
■リールシート:Fuji・VSSリールシート(アップロック方式)
■定価:¥29,000(税抜)

「KIZI82」に求めたのは
●ややヘビーなウエイトを持つリグをフルキャスト出来るスペック
●軽快にアクションさせる事が出来る操作性の良さ
●エモノをかけた時には安心してパワーファイト出来るだけのトルク
●定番のリグであるテキサスリグジグヘッドリグ、注目のダートリグにも対応できる汎用性の高さ

などなど。

ロングキャスト性能のみを求めるのであればレングスは長い方が有利。
しかし、軽快な操作性も追求すればロングレングス化には限界があります。
また、「KIZI82」にはボトムバンプなど細かいアクションやダートアクションなど鋭く大きなロッドワークを必要とするリグの使用も視野に入れております。
そういったアクションが出来るギリギリの長さ・・・を追求したら「82」というレングスに行きつきました。
幸い(?)にもワタシはごく平均的な日本人の体形+腕力であり、そんな人間を基準点にしてこのロッドを作って頂きました。
ゆえに多くの方に違和感なくお使い頂けるバランスになったと自負しております。

「KIZI82」はモデラートファーストテーパーという一見すると柔らかそうなテーパーを採用しておりますが実際はかなりシャキっとしています。
一昔前に流行した「可変テーパー」をイメージすると良いカモです。
■瞬間的なロッドワークにはファーストテーパーで軽快に操作可能。
■バイトにはティップ部分が柔軟に入る事で弾きを軽減。
■大型アコウ(キジハタ)の重厚なファイトに対しては相手に常時プレッシャーを与えるだけのテンションを保ちつつも柔軟に曲り、最もトルクのあるバット部分でガッチリ受け止めます。

・・・勘違いされる方が多いのでココで捕捉させて頂きます。
「ベイトに負けないパワー」を求めた結果「KIZI82」が誕生したのですが、決して「エモノに主導権を一切与えないゴリ巻きファイトに対応したモデルではありません」
スピニングリールとベイトリールはその構造上、決定的なパワーの差があります(スピニング<<<ベイト)
スピニングの場合、ロッドを立てたままリールをゴリ巻く事による大型アコウ(キジハタ)とのファイトはほぼムリです。
「ポンピング」などのロッドワークを駆使・併用したファイトが必要となります。
「KIZI82」はそういったファイトも前提としたパワー設定となっており「棒のようなロッド」ではありません。
ロッドが曲がった状態からでも更にリフトアップ出来、ロッドを寝かす瞬間に一気にラインを巻き取る・・・という動作を繰り返しながらエモノを寄せてきます。

・・・こんなカンジ。
また、↑の動画では足元の状況と寄せ波のタイミングが悪かったので最後は強引に抜いていますが、基本的にはタモによるランディングを推奨いたします。

更に、ファイト中はアコウ(キジハタ)が根やブレイク等に引っ掛かる(スタック)事が多々あります・・・っというかスピニングタックルを用いた大型アコウ(キジハタ)とのファイトの場合はほぼ確実にスタックします。
足元ならまだしも、横方向にロングキャストしてる状況で強制的に浮かび上がらせるのはベイトタックルであっても非常にむつかしいのです。
当初は「いかにスタックさせないか?(浮かせるか?)」に着目していましたが、今はスタックする事を前提に「いかにスタックを外し確実にランディングするか?」という観点でファイトしています。
因みにスタックした場合の対処法ですが、ラインを緩めてプレッシャーを軽くしてやると魚が勝手に動いてスタック解除につながります。
(テトラ帯などの「奥へ奥へ」入れる形状のストラクチャーではラインを緩めることによるスタック解除法が使ない場合があります)
スタックした状態で強引にパワーリフトしようとするとラインブレイクやロッドブレイク、リグの破損につながりますのでご注意下さい。

スピニングタックルでの「パワーでネジ伏せる」とベイトタックルでの「パワーでネジ伏せる」は言葉の意味がかなり異なっておりますのでその点は十分にご理解下さいませ。

さて、次に各パーツについて少々・・・

【ガイド】
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ガイドは富士工業製ステンレスSICガイド(KRコンセプト採用)です。
KRコンセプトは基本的にマイクロガイドを採用しております。
推奨するラインシステムはPE1~1.5号にリーダーが20~25lbと少々太めです。
それは「エモノを確実に獲る」「根掛かりも出来る限り回収する」事に主眼を置いているためですが「マイクロガイドとの相性が良くないのでは?」と思っていました。
しかし、実際にキャストしてみたら「目からウロコ」
想定していたラインストレスは皆無に等しく、ライン絡みなどのトラブルもなく非常に快適♪
なので、ピュアさんにセッティングしてもらったままのKRコンセプトを採用する事にしました。

【フロントグリップ】
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リールシートは富士工業・VSSシートを採用したアップロック(スクリューが下から上がってリールをホールド)タイプです。
ロッドの持ち方は↑の写真の通りフロントグリップを握る事を想定しております。
リールフットに指を挟みながらグリップを握るのが基本的なロッドの握り方ですが、フロントグリップを握る事でロッドをよりパワフルに使う事が可能となります。
青物等の大型魚を狙われてる方はフロントグリップを握るのに抵抗はないかと思います。
逆にアジメバ等のライトゲーム主体の方は少し抵抗があるかもです。
しかし、アコウ(キジハタ)は非常にトルクのある魚。
ファイトもパワーファイトになりますので是非フロントグリップを握るスタイルに慣れて下さい!!
因みにワインド(ダート)アクションをさせる場合はフロントグリップを握るスタイルのほうが圧倒的に楽になりますので覚えておいて下さい♪

【リアグリップ】
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リアグリップは脇に挟む、胸に当てるといった事が出来るギリギリの長さを設定。
ロッドの全長はトップガイドからグリップエンドまでの長さを指します。
グリップを長くするとその分だけブランク(フロントグリップから先)が短くなります。
要するに8フィートレングスなのにグリップ部分が長いが為にショートグリップを採用した7フィート後半のロッドよりもブランクが短くなってしまう・・・というコトが発生してしまうワケです。
そういった矛盾を解消する為、ブランクとグリップの長さには非常にこだわりました。
「ブランクは出来るだけ長く、グリップは出来るだけ短く・・・」です。
しかし、グリップが短いとパワーファイトの際に悪影響が出るのでその点には細心の注意をはらっています。
・・・個人的にはセパレートは好きでは無いのですが「今風のフォルムに・・・」とリクエストしたら予想通りセパレートでした♪

【ブランク】
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ブランクは先にも述べましたが「モデラートファーストテーパー」を採用。
一見するとシャキッとした感触ながらじわっと重量がかかるとバット部分まで曲がる可変テーパーです。
ブランクの素材や工法について、ワタシは語れるほどのレベルではありませんが「とにかくトルクフルなロッドを!!」とリクエストして組み上げて頂きました。
スピニングタックルである以上、ロッドを棒のように固くしても意味がありません。
逆にデメリットばかりが目立つようになります。
しかし、基本的にロック&グルーパーゲームはパワーファイトが主体です。
その為、「ロッドが大きく曲がった状態から更にリフトアップ出来るだけのトルク」をこの「KIZI82」には持たせてあります。
なので大型アコウがヒットした場合は臆する事無く「曲げて」下さいませ!!

尚、アコウ(キジハタ)40クラスの平均ウエイトである1kg前後は余裕で抜けるパワーがあります。

ですが、バラさないという意味も含めて良型アコウはブチ抜き・・・では無くタモを使ってランディングする事を強くオススメします!!

【タックル】
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ワタシはロック&グルーパーゲームに関してはほぼ「スイミングメソッド」のみでやり通しております。
現在メインで使用しているリグとタックルは以下の通りです。
当然ですが、「KIZI82」のセッティングは以下のタックル・リグに合わせたロッドになっております。

■リール:ダイワ・13セルテート3012H
■ライン:バークレイ・スーパーファイヤーラインカラード(1.2号-200m)
■ライン:よつあみ・リアルスポーツGソウルアップグレードPE X8(1.2号-200m)
■リーダー:バリバス・コンパクトショックリーダー(22/25lb)
■リグ:マグバイト・エクストリームスイミングリグ「バサロ」(14~28g)
■フック:マグバイト・アッパーカットオフセット
■ワーム:バークレイ・ヤバイシュリンプ
■ワーム:フィッシュアロー・フラッシュJ-SWシリーズ

一応捕捉しておきますが上記タックル・リグ以外はダメというイミではありませんのでその点は誤解しないように!!
ロック&グルーパーゲームにおいては応用範囲を広くとったロッドです♪

 


「KIZI82」については以上です♪

文字では中々伝わりにくい部分もあろうかと思いますが、今後は実際にロッドを持ってフィールドに繰り出し、アコウ(キジハタ)と対話しながらポテンシャルをフル活用して下さいませ♪
ワタシはスイミングリグ一辺倒のスタイルですが、アコウ(キジハタ)を釣るリグとしてはかなり異端だと思っています。
基本となるのはやはりテキサスリグであり、ジグヘッドリグであり、ダウンショットリグであると思います。
それぞれのリグには一長一短があり、一つだけマスターするよりも複数を状況に合わせて使い分けるのが最善だと感じています。
ワタシがスイミングリグ一筋なのは自分のスタイルに合っているコトと、なにより「やってる人が少なく情報量が圧倒的に不足している為」です。
同じリグ・メソッドを使い続けることで多少なりとも分かってくるコトがあります。
その分かったコトを自信を持って皆さんにご報告する為にも「スイミング一筋」を継続しております。
そうする中で専用リグやワーム、ロッドまで生まれたのだから、これまでひたすらやり続けてきたコトは一応間違いではなかったと確信するに至りました♪

これからも「KIZI82」と共にロック&グルーパー達を追い求めていきます。
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全てはこの1匹の為に・・・

それでは「ソルティーステージKR-X KIZIHATA SXKS-822M-KR」をどうぞ宜しくお願いします!!


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